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子どもの肥満が問題!太ってしまう原因は?

近年、子どもの肥満が問題視されています。幼い頃から高脂質・高カロリーなジャンクフードや甘いお菓子などに囲まれた食生活をしていることや、塾での勉強や家庭でのテレビゲームのプレイなど、体を動かす時間が極端に短いことが原因とされています。運動をしなければ食事で摂取したカロリーが消費できず、肥満に繋がることは自明の理です。しかし、肥満の原因は運動不足だけではありません。

運動しても痩せない理由

肥満の子どもの中には「運動をして、食事にも気を使っているのに痩せない」と悩んでいる子どももいます。もしもご自分のお子さんが「運動しているのに痩せない」という悩みをお持ちでしたら、「骨盤のゆがみ」を疑ってください。
「骨盤の歪みは、大人の女性の悩みでは?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。子どもは筋力が少ないため、骨盤の歪みの影響を受けやすいです。もしもお子さんが座っている時に猫背になっていたり、足を組んでいたりしたら、骨盤が歪んでいるうえに筋力不足である可能性が高いです。

小学校低学年のように、まだまだ体が未成熟なうちから骨盤が歪んでいると、歪みによる影響・ダメージが蓄積していき、子どものうちから慢性的な腰痛や肩こりなどに悩まされる可能性が高くなります。身体の痛みが強いと十分に運動することもできず、さらに筋力が減っていくという悪循環です。そのような悪循環に陥らないために、また、それを断ち切るためには、座っている時の姿勢を改める必要があります。

正しい椅子の座り方とは?

「正しい座り方」と聞いて、どのような姿勢を思い浮かべますか?多くの方は、先生や親御さんから「背筋をぴんと伸ばして座りなさい」という指導を受けていたことでしょう。しかしながら、それは体に負担をかける間違った座り方のひとつです。

正しい座りかたは、椅子には浅めに腰かけ、横から見た際、背中がわずかにS字に湾曲するようにします。頭は体の前後どちらかに傾くことはなく、ちょうど頭から一本の糸でつられているような感覚が近いと言われています。足は組まず、両足をしっかりと床につけ、ひざが90度になるように座面を調整する必要があります。この際、骨盤が歪んでいると両ひざを長時間つけることができず、すぐに足が開いてしまいます。女児は膝をつけて座ることに慣れていく機会がありますが、男児は膝をつけて座る習慣がなく、足を開いて座る癖がついてしまう可能性があります。そうなってしまうと下半身太りの原因となりますので、早めに矯正するようにしましょう。

重要なのは学習チェア

熱心な子や受験を控えている子どもは、1日に何時間も勉強をしています。それほど長い時間学習チェアに座っているのですから、長時間座っていても疲れず、体への負担が少ないものを選ぶ必要があります。学習チェアにも様々な種類がありますが、安定性という観点から木製のチェアをおすすめします。

「木製チェアでは高さ調整が出来ないのでは」と思われるでしょうが、一生紀の通販サイトでは、木製で高さ調整ができる学習チェアが販売されています。安定性が高く、足置きがあるため、床に足がつかないお子様でも太ももの血流を滞らせることなく座ることができます。

既に歪んでしまった骨盤を矯正するには、整骨院への通院などが必要です。正しい座り方を続けながら、適切なストレッチ等を行うことで骨盤の歪みは解消されます。歪みが解消されると、痩せやすくなるだけではなくメンタル面の不調も少なくなると言われているため、一石二鳥ですね。