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妊娠すると貧血になるのはなぜ?どうやって対策すればいいの?

妊娠はおめでたいこと!そうはいっても、つらいことがたくさん。大好きだった食べものが食べられなくなったり、便秘で苦しんだり…。また、多くの妊婦さんが経験するのが、鉄分不足による貧血だといわれています。妊娠中に鉄分が不足してしまうのは、なぜなのでしょうか?原因を確認してみましょう!

◎妊娠中に鉄分が不足する理由

血液の量が増える
1つめの理由は、血液量の増加。お母さんの心臓が送り出す血液の量は、なんと妊娠前の1.4〜1.5倍にもなるそうです。赤血球が増加しますが、それよりも水分が多く増加するため、以前よりも「薄くてさらさら」の血液になります。そのため、貧血になりやすくなります。
鉄分は赤ちゃんが優先
2つめの理由は、栄養を運ぶ先の優先度。お母さんの身体の中にある栄養は、優先的に赤ちゃんに送られます。鉄分も例外ではありません。お母さんの身体は、自分よりも赤ちゃんに積極的に鉄分を送るようになります。なので、鉄分が不足して貧血になってしまいます。

◎貧血対策に必要な栄養摂取

妊娠中に貧血になりやすい理由がわかりましたね。1番の対策は、栄養をしっかりとること!貧血対策に重要な栄養を紹介していきます。

鉄分
貧血対策に一番重要なのは、鉄分。鉄分は、赤血球に含まれている「ヘモグロビン」の材料になります。ヘモグロビンが十分につくれないと貧血になってしまうので、鉄分が重要なんです。
鉄分が多く含まれているのは、めざしやかつお、まぐろ、しじみなど。小松菜やほうれん草などの野菜類、小豆や枝豆などの豆類にも多く含まれています。ただし、このような食品をとるときに、注意することが1つ。「タンニン」という成分をたくさん摂取すると、鉄分の吸収を阻害するといわれています。そのため、食事中や食事前後に、タンニンを含む濃いお茶・コーヒーを何杯も飲むことは控えましょう。せっかく摂取した鉄分を、うまく吸収できなくなってしまいます。ほとんどタンニンを含まない、ウーロン茶やほうじ茶を飲むようにすると良いですよ。

ビタミンC
野菜類や豆類から鉄分を摂取するときには、いっしょにビタミンCも取り入れるようにしましょう。鉄分の吸収率を、グンと高めてくれるというはたらきがあります。
ビタミンCを多く含む食べものといったらレモン!…というイメージがあるかもしれませんが、実は飛びぬけてビタミンCを含んでいる、というわけではないんです。もし豊富だとしても、レモンばっかり食べるのってちょっと難しいですよね。
レモンよりもビタミンCを多く含む食品は、アセロラ、キウイ、パプリカ、ブロッコリーなど…。意外とたくさんあることが分かりますし、普段の食事に取り入れやすい食べものばかりですね。ただし、ビタミンCは水に溶けやすいという特徴があるので注意!もし加熱する際は、ゆで汁ごと食べられるスープなどにすると良いでしょう。

◎サプリメントで栄養をとろう

妊娠中に貧血になってしまう理由と、対策のための栄養についてお伝えしました。お母さんのためにも赤ちゃんのためにも、必要な栄養をとるように意識しましょう。もし、つわりで食欲がないときには、さっと栄養をとることができるサプリメントがおすすめです。

妊娠中の貧血には葉酸サプリがおすすめ

葉酸サプリのママニックなら、妊娠中に必須の葉酸はもちろん、貧血対策に必要な鉄分&ビタミンCを手軽に摂取することができます。健康をサポートするために、利用してみてはいかがでしょうか?