通信制高校の卒業後の進路についてですが、まずは通信制に進学したからと言って大学進学や就職にそれほど不利であるということはありませんが、一般の大多数が全日制の学校に通っていた点と比較して、その協調性であるとか友達との人間関係の構成であるとか、そういった面で変なものの見方をするような企業などがあるのは事実です。
その人物や能力を見ることなく、評価をしてくれないような経営者のもとではいくら優秀な人材であってもその能力を花開かせるのは困難であると言えますので、可能であればそうしたところは敬遠して別のより良い道を模索したほうが良いと言えます。
今や日本は成果主義、能力主義であるとよく言われています。しかしながら、実際には学歴社会であることがまず前提としてあって、その次に能力主義になっているということがあります。つまりより人材を選別するための道具として使用されているのが学歴になります。
こうしたことを踏まえて、就職先にしろ進学にしろより良い道を選んでいくことは重要なことです。ましてや人生は一度きりで取り返しはつきません。学歴などの小さなことにこだわることなく、しっかりとした道を選んでいくことも重要です。
通信制高校ならではのメリットとしては、登校スタイルに応じて学習スタイルを汲めるという事です。ただ、自分で決めるのも大変だということで、高校によってはクラス担任がいて、勉強や進路のことについて相談することができます。なんでもかんでも自分で決めるにはまだ若いこともあり、担任の先生がいるかいないかは通信制高校を決める上でも大きな決め手となります。
理科系の進学希望者で化学科と応用化学科の違いについてまだよくわかってないという人も多いかと思いますが、一応簡単に分けるとしたら、基礎的な化学を勉強するのが理学部の化学科になります。応用化学科はというと工学部の化学科になります。
そこまでは知っているという人も、じゃあカリキュラム的にどう違うかというのはあまり分かっていないのかもしれません。実際にはそんなに違いはないといいます。当たり前ですが、基礎化学が分からないで応用化学もなにもないわけですから、どちらも同じように基礎化学を習います。
とはいえ、では全く同じかというとそれも違います。例えば、選択科目などには学科の特色があると思います。例えば、応用化学科では化成品の製造法などちょっと工業よりのことをやはりやったりもするわけです。
結局は、何を学びたいがはっきりしていれば、化学か応用化学かという悩みよりも、大学ごとの特色で選ぶといいと思います。就職狙いという人などは、東京工科大の応用化学科がいいのではないでしょうか。こちらの大学は、研究機関としてよりも学生の教育を第一に考えていますし、教員の多くが企業側の経験者だったりしますので就職を希望される方には色々と実利になるよなメリットがあると思います。
自分が何をやりたい、どうなりたいというのは学校を選ぶうえでも大変重要です。学校で選ぶ、先生で選ぶ、やりたいことで選ぶ、基準はさまざまでいいと思います。目的だけをしっかり持って選ぶようにしましょう。